結納屋さんのお念珠 > 数珠・念珠の基礎知識 > 1.数珠・念珠とは
![数珠の基礎知識](img/kiso2.gif)
数珠・念珠とは
数珠とは
珠数珠は『念珠』、『寿珠』などともいわれ、現在もっとも身近な仏具として広く普及しています。
数珠は本来、お経を読む回数を数える道具でした。つまり、『数を念ずる』、『数を記す』ためのものとして『数珠』と呼ばれるようになったと言われています。
現在は仏式のお葬式や法要には欠かせないものとなり、また厄除け、お守りとしての役割も担っています。
またお祝いやアクセサリーとして使用する場合も増えており、その価値が見直されています。
数珠は本来、お経を読む回数を数える道具でした。つまり、『数を念ずる』、『数を記す』ためのものとして『数珠』と呼ばれるようになったと言われています。
現在は仏式のお葬式や法要には欠かせないものとなり、また厄除け、お守りとしての役割も担っています。
またお祝いやアクセサリーとして使用する場合も増えており、その価値が見直されています。
珠数珠の形式
![](img/sikaku.jpg)
珠『本連(ほんれん)数珠』、『二輪(ふたわ)数珠』といわれる正式な数珠は、108の珠で造られています。珠一つずつが百八の煩悩を司る仏様であり、人間のあらゆる煩悩を数珠が引き受けてくれると言われています。 現在においては珠数の制限は無くなりつつあり、一般的には珠の数を減らした略式の数珠が多く使われています。略式の数珠は『片手(かたて)数珠』や『一輪(ひとわ)数珠』といわれ、すべての宗派でお使いいただけます。また、珠の大きさによって男性用数珠と女性用数珠に分けられ、男性は大きい珠の数珠を、女性は小さい珠の数珠を使うのが一般的です。
![](img/sikaku.jpg)
珠正式な数珠・念珠は、『親珠』 『主珠』 『四天珠(※略式は二天珠)』 『弟子珠』『露珠』 『浄明珠』 『中通しの紐』によって構成されます。
![本式数珠](img/honshiki.jpg)
![略式数珠](img/ryakushiki.jpg)
親珠
数珠の中心にある房付きの玉です。『釈迦如来』 『阿弥陀如来』を表します
主珠
108の玉です。『百八尊』 『百八煩悩』を表します。四天玉主玉と主玉の間にある
4つの玉です。『四天王』 『四菩薩』を表します。
弟子珠
房につく小玉20個 (日蓮宗のみ40個)です。『十大弟子と十波羅密』 『十大弟子と
十菩薩』を表します。
露珠
弟子玉の下に着く露型の玉です。弟子玉を留めるための玉。
浄明珠
房の一番上、親玉の下にある玉です。『菩薩』を表します。
中通しの紐
玉を繋いでいる紐です。『観音菩薩』を表します。
![](img/sikaku.jpg)
木の実
金剛菩提樹・龍眼菩提樹・星月菩提樹・鳳眼菩提樹・天竺菩提樹等(数珠・
念珠の経典の多くは、 菩提樹の実を最上としています。)
天然石
水晶・瑪瑙・翡翠・虎眼・ガーネット・カルセドニー・ラピスラズリ等 中でも
『水晶』の念珠は『千億倍の福』があるとされます。
香木
沈香・伽羅・白檀等
木製品
桜・桃・梅・紫檀・黒檀・鉄刀木等
その他
象牙・琥珀・珊瑚・真珠・硝子等 中でも『珊瑚』の念珠は『100倍の福』が
あるとされます。
![](img/sikaku.jpg)
![房の種類](img/fusa.gif)
![房の種類2](img/fusa2.gif)
数珠には、大きく分けて 『切り房 』 『梵天(ぼんてん)房』 『頭付(かしらつき)房』 『紐(ひも)房』 の4種類があります。房の材質には正絹と人絹があり、正絹はまじりけのない絹糸のことで、人工の絹である人絹よりも高価になります。
房の形や色は宗派による決まりはありませんので、お好みでお選びいただけます。ただし本式数珠の場合、房の形が決まっている宗派もあります。
房の形や色は宗派による決まりはありませんので、お好みでお選びいただけます。ただし本式数珠の場合、房の形が決まっている宗派もあります。